はじめに
私は、電気自動車のテスラ モデル3 ロングレンジを購入しました。世界的にもガソリン車から電気自動車への移行が進められている中、実際に買ってわかったテスラのメリットとデメリットについて記事にしました。
メリット
運転の快適性
購入前に懸念していたことは、テスラ モデル3の車幅の大きさでした。横幅が1849mmあります。日本は狭い道路が多く、世界で一番軽自動車が普及している国なので運転する上で支障が出ると思っていました。
しかし、運転支援が充実しているので快適に運転できます。例えば、ウインカーを出した際に自動的にカメラが表示され、巻き込み確認ができます。このように、車幅が大きい分運転支援が充実しており、今まで運転していたコンパクトカーよりも運転しやすかったです。
また、電気で走るため、ガソリンのような加速までのタイムラグが一切ありません。アクセルを踏んだら、踏んだ分だけしっかりと加速してくれます。坂道が急なところでもエンジンのようなふかし音がなることはないです。
ワンペダル走行もドライブを快適にしてくれます。アクセルペダル一つでアクセルとブレーキまで行うことができるからです。最初挙動に慣れるまで少し時間はかかりますが、慣れたらワンペダル走行なしでは運転できません。
アップデート
テスラの最大の魅力の一つはやはりアップデートでしょう。私はテスラは自動車ではなく、動くiPhoneだと思っています。
大体2〜3ヶ月に一回ほどアップデートがされるのですが、新しく追加された機能を試すのが楽しみです。
購入当時のオートパイロットでは、急ブレーキ(通称:ファントムブレーキ)が目立っていましたが、アップデートにより改善され、今はほとんど気になりません。
最近のアップデートでは、Boomboxと呼ばれる機能が追加されました。この機能は、テスラに搭載されている外部スピーカーから、標準搭載されているSpotify等の車内オーディオを再生することができます。これにより、もうキャンプの際にポータブルスピーカーを持って行く必要はありません。テスラを囲んで音楽を楽しむことができるかも(笑)

次のアップデートでは、海外ですでに標準搭載されているApple Musicがついに日本でも適用されると噂されています……!(2023年5月4日追記) ソフトウェアアップデート 2023.6.11でApple Musicが日本で使用できるようになりました!
オートパイロット
オートパイロットはぜひ活用してほしい機能のひとつです。日本の場合は、高速道路のみで使用できます。右のレバーを2回下に下げると、車線と周囲の車両の状況を認識して、運転をしてくれます。ハンドルを両手でしっかりと持っておけば、アクセルとブレーキ、そしてハンドル操作はすべて自動的に行われます。速度、車間距離を調整することもできます。車線変更、料金所、合流等は自分で行う必要があります。
私は、大阪〜東京間をよく移動するのですが、オートパイロットがあると疲れがかなり軽減されます。アクセル・ブレーキを踏む動作が思っている以上に足に負担がかかっていたことに気づきました。
米国では、FSD(Full Self-Driving)と呼ばれる完全自動運転のベータ版が開始されており、ハンドルすら持つ必要がなく車線変更や合流も自動で行なってくれるそうです。日本は狭い道路が多く、さらには道路交通法の制限も厳しいため実現までの道のりは長そうですが、将来リリースされることを期待しています。
車内エンターテイメントの充実
テスラモデル3を最初見た時に目に入るのは大きなセンターのモニターではないでしょうか。このモニターからエアコンなどテスラのすべての動作を行うことができます。アプリとして、様々なゲームや各種エンターテイメントが充実しており、ソリティア、Netflixなどがあります。友人を待っている際や車での休憩時に活用することができます。
車を動かすことができるほど巨大なバッテリーがテスラには搭載されているため、車内搭載のUSB-Cポートの出力も大きく、MacBook Proを充電しながら使用することができます。
家充電が便利
私の家は200V EV用コンセントが設置されています。「モバイルコネクター」を使用すると、自宅で充電することができます。夜に充電器を指していれば、朝には満充電で出かけることができます。予約充電機能を使用すれば、指定した時間に充電を開始することができ、比較的電気代金の安い夜間に充電することも可能です。わざわざ充電スタンドに行って充電する必要がないので、とても便利です。
維持費が安い
テスラは、電気自動車のため、エンジンオイル、スパークプラグ等の交換を必要としません。さらに、回生ブレーキにより停止する際のエネルギーをバッテリーに戻すことでブレーキの摩耗が抑えられるため、ブレーキパッドの交換頻度すらも少なくなります。また、場所によっては無料で充電できるところもあります。
セキュリティ
セントリーモードと呼ばれるセキュリティ機能が標準装備されています。駐車している際に、車両の周辺を人が通ったり、車が過剰に揺れるなどの行動があった場合は、録画されるようになっています。
デメリット
充電に時間がかかる
ガソリン車は、遅くとも5分ほどでガソリンを満タンにすることができます。しかし、電気自動車の場合は1時間単位で時間を要することがほとんどです。
テスラの場合、テスラ専用の急速充電器「スーパーチャージャー」を使用すれば、充電時間は平均して30分ほどで満充電できます。これは電気自動車の中では圧倒的な速さといえますが、やはり一般のEVスタンド(Chademo充電器や200V充電器)では、ある程度走れる分の充電だけでも数時間を要します。その上、このようなEVスタンドは施設の老朽化等により撤去されている場所も少なくありません。
また、EVスタンドは首都圏、主要道路周辺に設置されていることが多く、郊外だと充電スタンド探しに時間がかかることもあります。
別記事にて、テスラでの長距離ドライブの実例を掲載しています。ぜひご覧ください。
専用充電器の設置場所が限られている

テスラには、専用の急速充電器「スーパーチャージャー」があります。2023年3月現在、日本に60ヶ所ほど設置されていますが、この画像からもわかるように、設置場所は都心部に集中しており、地方ではまだ十分とはいえません。また、利用できる時間が限られている場所や、年中無休ではない場所もあるため、施設の拡充が求められます。
使用環境によってはバッテリーの性能が下がる
バッテリーの特性上、寒い時期にはバッテリーの性能が下がってしまい減りが早くなります。そのため、夏のドライブと比べると冬はどうしても充電の回数が多くなります。また、山道などの登り坂や、急加速なども、バッテリーのパフォーマンスを低下させる要因になります。そのため、バッテリーの特性を理解し、余裕をもった充電計画を立てる必要があります。
まとめ
電気自動車にはまだまだ課題がありますが、それを上回る魅力がテスラ モデル3にはたくさんあります。ぜひ、テスラで最新の自動車を体験してみませんか。
下記よりテスラ紹介コードを申請することができます。紹介コードを使用して、テスラを購入すると紹介者と購入者の両方がクレジットを獲得することができます。クレジットは、スーパーチャージャーによる充電やグッズの購入等に使うことができます。よろしければ、お使いください。