はじめに

銀山温泉には十数軒のお宿があります。私たちは、そのうちのひとつである藤屋に宿泊し、とても素敵な時間を過ごすことができました。そこで、この記事では藤屋について詳しく紹介します。
目が奪われるデザイン性

まず旅館を訪れて最初に感じる魅力は、そのデザイン性。日本の有名建築家・隈研吾氏が設計に関わっており、木材のあたたかみを至るところで感じることができます。
館内には、案内板や部屋番号が一切なく、お部屋はすべて隠し扉になっており非日常感を味わうことができます。この未知の空間に迷い込む不思議な感覚をぜひ味わってみてください。
プライベート空間

藤屋には大浴場がありません。その代わりに5室の貸切温泉があります。事前予約は不要で、空いていれば24時間いつでも利用できます。客室数が少ないので、待つことなく好きなお風呂を心ゆくまで堪能できます。お食事は朝夕食ともお部屋食です。そのため、館内では他の宿泊客と顔を合わせるシーンがほとんどなく、ゆったりとした特別な時間を過ごすことができます。
立地

藤屋は銀山温泉街のちょうど真ん中にあり、散策に便利です。特に雪深くなる季節は、こまめに暖をとりたくなりますので立地は重要です。防寒具や長靴の貸出があるのも嬉しいポイント。また、藤屋の前に架かる橋からの眺めは圧巻です。そして藤屋の客室は全室銀山川に面しているので、お部屋からもその景色を眺めることができます。
山形県のおすすめスポットは別記事でまとめています。

おわりに
不要なものを削ぎ落とし、必要なものを斬新なアイデアでカバーする。そんなデザインのポテンシャルが最大限に引き出された藤屋で、新たな銀山温泉の楽しみ方を発掘してみてください。
この記事の内容は執筆当時のものです。最新情報はご自身で確認してください。