はじめに
コロナ禍が明け、海外旅行を計画している人も多いはず。手始めに、日本から近い韓国への渡航を考えている人も多いのでは?なかには、おうち時間でK-POPや韓流ドラマにハマって初渡韓という人もいるのではないでしょうか。そんな人への最初の試練が、事前にできるはずの税関の電子申告ができない問題。理由を解説します。


入国の流れ
韓国入国までの流れは3ステップ。
以前は新型コロナウイルス感染症対策でQ-codeが必要でしたが、現在は不要となっています。そのため体調に異常がなければそのまま通過します。
入国審査について、14時台に筆者が金浦空港に到着した際、Visitor列で約30分の待ち時間がありました。
申告物品がない場合は “Nothing to Declare(申告なし)” に進みます。
税関申告物品がある入国者に限り、オンラインもしくは紙媒体での申告が必要です。オンラインでQRコードを発行しておくと、無人の機械にQRコードをかざすのみでとてもスムーズです。入国審査の待ち時間を利用して事前手続きを済ませてしまうのがおすすめです。

2023年5月より、すべての旅行者に対し旅行者携帯品申告書の作成義務は廃止になりました(韓国関税庁)。
税関審査といえば、暗い機内で申告用紙に記入するイメージが強いと思いますが、韓国では、電子申告による事前手続きという方法があります。電子申告をするには、“Korea Customs Service” というアプリが必要なので検索してダウンロードします。



App Storeでの評価は、☆1.6。
その理由は……?
韓国の税関電子申告ができないトラブルが発生
筆者が登録しようとすると、パスポート番号の検証でエラーが出てしまい、手続きを進めることができませんでした。しかし、入力したパスポート番号は確かに正しいのです。
渡韓する外国籍は事前申告ができない仕組み
実は、韓国に入国する外国人(例えば日本人)の場合、旅行者税関申告アプリでパスポート番号の検証ができません。
解決策はオフラインモードにすること
もしも、パスポート番号の検証ができない場合は、いったんオフラインモードにしましょう。オフラインにした上で申告書を作成すると、一時保存ができます。そして、韓国到着後に一時保存した申告書を提出してQRコードを発行してもらいましょう。



航空会社が、運航する航空機の乗客情報を提出すると、パスポート番号の検証が可能になるとのことです。乗客情報は出発直前まで確定しないため、到着後にならないとQRコードを発行できないのは仕方ないのかもしれません。
【番外編】日本帰国時の入国手続きについて
日本では、コロナ禍はVisit Japan Webで検疫、入国審査、税関審査の3ステップの手続きを行っていましたが、現在は税関電子申告の事前手続きのみです(日本パスポートの場合)。税関電子申告の事前手続きは必須ではありませんが、作成しておくと紙媒体の申告書への記入が不要となるためスムーズです。




おわりに
海外旅行の準備で予想外のトラブルがあるとびっくりしますよね。初めての渡韓なら尚更です。トラブルも味方につけて、楽しんできてくださいね。




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