はじめに

佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、毎年11月初めに行われるスカイスポーツイベント。2023年は11月1日~5日に開催されます。空に浮かぶたくさんの気球に出会うチャンスですが、熱気球競技はとても繊細。せっかく行ったのに見られなかった……ということのないように、この記事を読んで絶景に出会う確率を最大限にアップさせましょう。
天候

熱気球競技の進行において、風は最大の敵。地上で雑草が静かに揺れ動く程度の風でも競技実施の可否が左右されます。地上ではほんの少しの風でも、上空ではより強い風が吹いている可能性が高いからです。地上の風だけですべてを読むことは難しいですが、かなりシビアに考えておいたほうがいいでしょう。
時間帯

競技は午前と午後に行われますが、午前に比べて午後のほうが風の影響を受けやすくなります。実際、2022年は全日程で午後の競技がキャンセルになりました。可能な限り、午前の競技を見られるよう計画しましょう。
候補日を複数日つくる
佐賀インターナショナルバルーンフェスタは5日間にわたって行われます。先述のとおり、気象条件が非常にシビアですので、開催期間のうちの1日だけに的を絞らず、旅程のなかに予備日を設けておくのが無難です。
交通アクセス
佐賀インターナショナルバルーンフェスタには多数の見物客が来場するため、公共交通機関の利用を強くおすすめします。大会期間中は、臨時駅であるJRバルーンさが駅を利用できます。駅と競技会場は目と鼻の先。また、臨時列車も運行します。
自動車の場合、複数駐車場が用意されており、なかでも嘉瀬川河川敷内にあるバルーン会場北駐車場が最も収容台数が多いです。しかし、周辺道路は大変混雑するうえ、競技会場から距離があるため、2時間以上の余裕を持って行動しましょう。渋滞に巻き込まれて肝心の競技を見られないという事態は避けたいところ。
周辺道路は通行止めになるところもあるので、駐車場までの経路を公式ホームページでよく確認しておきましょう。
お手洗い
会場には仮設トイレしかありません。周辺にも公共施設はありません。そのため、特に服装に注意し、ロングスカートや裾の開いたボトムスは避けましょう。大会期間は5日間あるので、心身のリズムも考慮して日程を決めることをおすすめします。
見物場所

競技の雰囲気を間近で感じたいならバルーン会場北駐車場やJRバルーンさが駅側の河川敷、気球のリフレクションを撮影したいなら対岸の河川敷へ向かいましょう。対岸へは嘉瀬大橋から渡ることができます。
熱気球競技について知る
佐賀インターナショナルバルーンフェスタへは、その絶景を目的として見に行く人もいらっしゃるかと思います。しかし、競技ルールがよくわからないままだと、知らずのうちに観戦マナーに違反してしまう可能性があります。公式ホームページにも観戦マナーについて記載がありますので、事前に確認しておきましょう。そうすることで、景色以上の楽しみを得られるはずです。
おわりに

夜明けでグラデーションに輝く空に浮かぶ気球は、絶景そのもの。この記事を参考に、今年こそはぜひ会場に足を運んでみてください。